2023.4.3

オンライン診療の適切な実施に関する指針(オンライン診療ガイドライン)の改訂について

2023年3月31日に「オンライン診療の適切な実施に関する指針(オンライン診療ガイドライン)」が改訂されました。改訂後の原文は、以下のリンクよりご確認いただけます。

オンライン診療の適切な実施に関する指針
オンライン診療の適切な実施に関する指針に関するQ&A

今回の改訂における、主なポイントは以下の通りです。

①患者の本人確認方法の厳格化

初診でオンライン診療を実施する場合、原則として「顔写真付きの身分証明書」もしくは「顔写真付きの身分証明書を有しない場合、2種類以上の身分証明書を用いる」ことが明記されました。

顔写真なしの身分証明書が1種類しか用意できない場合、厚みその他の特徴を十分に確認したうえで患者本人の確認のための適切な質問や全身観察を組み合わせて本人確認を行うよう求められています。

②医療機関の責任の明確化

これまで、オンライン診療を行う医師が医療機関に所属している事等が記載されていましたが、改訂後はオンライン診療を行う医師は医療機関に所属し、当該医療機関の問い合わせ先を明らかにする事などが求められるようになりました。

また、オンライン診療を実施する医療機関は、ホームページや院内掲示等において、本指針を遵守した上でオンライン診療を実施している旨を公表するように記載されています。また、これまでセキュリティに関する事項等、「医師」が主体となっていた箇所が「医療機関」へと置き換わりました。

③セキュリティに関する記載の詳細化

医療機関やシステム事業者に求められる事項が詳細に定められました。

改訂ポイントの詳細については、以下の「新旧対照表」よりご確認ください。
オンライン診療の適切な実施に関する指針 2023年3月30日改訂 新旧対照表

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