2022.6.14

【生活習慣病編】 オンライン診療事例集

糖尿病・高血圧・睡眠時無呼吸症候群といった生活習慣病や慢性疾患の患者さんには、定期的な通院や投薬による経過観察が負担となり、治療の継続が難しい方も多くいらっしゃいます。重症化予防のためにも、患者さんにとって少しでも続けやすい体制をつくりたいとお考えの医療機関も多いのではないでしょうか。
今回は「生活習慣病」を軸に、オンラインを取り入れながら治療を実践されている事例をご紹介します。

 

オンラインを活用した「生活習慣病重症化予防プログラム」を実施

足と糖尿病の専門病院 下北沢病院(東京都世田谷区)
対象疾患:糖尿病・高血圧・脂質異常症など

 

下北沢病院では、糖尿病・高血圧・脂質異常症の患者さんを対象とした自費診療の「生活習慣病重症化予防プログラム」をオンラインで提供されています。プログラムでは、血圧・体重・歩数といった生活記録のほか、写真による食事記録、自宅血液検査キットによる血糖値の測定結果などを横断的に見ながら、診察や栄養相談をオンラインで実施しています。コロナ禍の2020年以降に提供を開始されて以来、2020年は10件、2021年は38件など、実施件数も年々伸びているとのことです。

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患者の数値改善を実現する。オンラインを活用した生活習慣病重症化予防プログラムとは


患者さんの生活記録をリアルタイムに確認し、生活習慣の改善に生かす

わたべクリニック(長崎県長崎市)
対象疾患:高血圧、糖尿病、心不全など

 

高血圧や糖尿病の治療においては、患者さんの「普段の」症状をモニタリングしながら治療し、生活習慣をコントロールしていくことが欠かせません。わたべクリニックでは、患者さんがアプリで記録した血圧・飲酒量・体重・歩数などを確認し、その変化から「薬の調整は必要か」「本当にこの薬が効いているか」といった際の判断材料としているそうです。また、心不全の患者さんには脈拍数の変化に応じて来院を促すなど、オンラインと対面を組み合わせた柔軟な診療体制をとられています。

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日々の状態を治療に活かす。オンラインモニタリングのメリットとは


アプリを活用した「無理のない」栄養食事指導

南糖尿病臨床研究センター/南昌江内科クリニック(福岡県福岡市)
対象疾患:糖尿病 など

 

糖尿病患者さんの食事管理の手段のひとつとして、YaDocアプリを活用されている南昌江内科クリニック。写真による食事記録を使われることが多いそうですが、難しいと感じられる患者さんには「まずは体重から始めてみますか?」など、患者さんに合わせた提案をされているそう。患者さん・クリニックともに「無理なく」治療を継続するための工夫について、詳しくお話いただきました。

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「無理をしない」ことが継続の秘訣。 スマホアプリを利用して行う栄養食事指導


睡眠時無呼吸症候群の定期通院をオンライン化し、勤労世代の受診をサポート

数尾診療所(大阪府藤井寺市)
対象疾患:睡眠時無呼吸症候群 など

 

若い世代の患者さんが比較的多い睡眠時無呼吸症候群。仕事などの忙しさから定期的な通院が負担となるケースも多く、治療の脱落率が高いことで知られています。数尾診療所では、こうした勤労世代の通院負担を軽減するためにオンライン診療を取り入れられたそう。オンラインと外来受診との組み合わせ方など、運用における工夫などについても伺いました。

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オンライン診療で通院負担軽減をはかる。かかりつけ医が行うオンライン診療の実態

 

《 6/30(木)15:00〜 医療機関向けセミナーを予定しています。》
数尾診療所の数尾先生によるセミナーの開催を予定しています。詳細は「セミナー募集ページ」にてご確認ください。


YaDocでは、この他にも多数のオンライン診療の活用事例をご紹介しています。
導入事例一覧」より、是非ご一読ください。

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