2022.8.18
ePRO取得に必要な各種サービスを網羅した「ePROプラットフォーム」の提供を開始しました
YaDocでは、臨床研究へのさらなる貢献を目指し、ePRO(Electronic-Patient Reported Outcomes:電子的患者報告アウトカム)を柔軟に取得できるサービス「ePROプラットフォーム」の提供を開始いたしました。
「ePROプラットフォーム」は、以下の7つの特徴を有しており、臨床研究におけるePRO利用を推進し、患者さんのアンメットニーズの把握や新たな治療モデルの創出に貢献してまいります。
YaDoc「ePROプラットフォーム」7つの特徴
1. 1週間でePROをセッティング
YaDocのePROフォームは、検証を含め、最短約1週間でセットアップして提供可能です。プロジェクトの期日やIRB(Institutional Review Board/治験審査委員会)の期日など、各種マイルストーンに柔軟に対応出来るスピード感を実現しています。
2. セッティングの柔軟性
YaDocのePRO機能は、各種バリデートされた問診がプリセットで備わっています。また、痛みを評価するNRS(Numerical Rating Scale)や VAS(Visual Analogue Scale)といったePRO取得に必要な各種スケールが整備されており、それらを柔軟にセットアップすることが可能です。
3. プロジェクト全体を手厚くサポート
YaDocでは、システムの提供にとどまらず、プロジェクトの運営に必要となる以下のような業務についても専属のプロジェクトマネージャーとともにしっかりとサポートいたします。
- 臨床研究におけるプロトコルの作成
- 患者リクルーティング、施設リクルーティング
- ePROライセンス元との各種交渉
- プロジェクト・タスク管理
4. 専用のコールセンターを保有
YaDocでは、ePROプロジェクトの実施においては医療機関だけでなく、患者さんへのサポートも必須と考えています。ePROプラットフォームでは、患者さんおよび医療従事者からの問い合わせに対応する専用のコールセンターを保持しています。
5. デバイスレンタル
リクルーティングの母集団形成において、患者さんが保有するスマートフォンを利用することは非常に有効な手段であるものの、特にAndroid端末においてはさまざまな機種が存在するため、残念ながら確実に動作するとは限りません。
このため、患者さんの脱落がクリティカルな問題になる研究などにおいては、ePRO機能をキッティングした端末をレンタルするサービスを提供しています。
6. データマネジメント
出力するデータフォーマットの作成など、データ納品に関わるデータマネジメント設計をサポートします。各種EDCシステムへのフォーマット対応も可能です。
7. 実臨床への展開も可能
ePRO取得のプロジェクト終了後も、患者さんのモニタリングを継続したいという医療機関側からの要望があった場合には、実臨床への展開も柔軟に展開可能です。
事例:日本人COPD患者を対象とした臨床研究における、ePRO取得のセットアップ
本臨床研究の目的は以下の通りです。
- 高齢の患者さんであっても、データを適切かつ継続的に入力することができるか。
- 医師と患者さんが本プラットフォームを、臨床現場におけるコミュニケーションツールとして効果的であると判断したか。
- 症状のモニタリングが増悪の予見と薬剤変更などの適切な治療介入に結び付いたか。
※本記事内の画像はイメージです。開発版とは異なる可能性がございますので、あらかじめご了承ください。
本内容に関するプレスリリースは以下よりご覧いただけます(インテグリティ・ヘルスケアのサイトへリンクします)。
ePRO取得に必要な各種サービスを網羅した、新サービスYaDoc「ePROプラットフォーム」の提供を開始
YaDocでは今後もデジタルを活用した臨床に最適なサービスを提供し、患者さんのアンメットニーズの把握や、新たな治療モデルの創出に貢献してまいります。これまでの活用実績など、どうぞお気軽にお問い合わせください。
- 製薬企業向け
- YaDoc