2022.1.18
PCR検査トリアージのための発熱外来など、院内の感染症対策としてオンライン診療を活用しませんか?
院内での感染症対策に不安はありませんか?
近年すっかり当たり前になった感染症対策。消毒液の設置や受付での患者さんの体温チェック、院内の消毒・換気やソーシャルディスタンスの確保、スタッフの皆さまの感染対策の徹底や日々の健康チェックなど、さまざまな院内感染対策に取り組まれていると思います。一方で、どれだけ対策をしていても、患者さんやスタッフの皆さまが「100%安心できる」環境というのは、なかなか難しいのではないでしょうか?
そうした感染症対策の一環として、オンライン診療を有効に活用いただけるかもしれません。
さまざまなシーン・目的で活用できるオンライン診療
オンライン診療は、厚生労働省による「4月10日事務連絡 (※1)」をきっかけに規制緩和され、活用の場面が広がっています。
活用シーンの一例(一部)
- 初診を含めた発熱外来
- 慢性疾患で比較的症状の安定している患者さんの再診
- 施設在宅患者さんへの定期診療
- 生活習慣病患者さんの療養指導
- 睡眠時無呼吸症候群でCPAP治療中の患者さんの定期診療
- 健康相談やカウンセリング など
例えば、かかりつけの患者さんの診療を一部オンライン化するだけでも、院内の混雑緩和につながったり、患者さんとスタッフの皆さまの接触を減らすことができます。また、オンライン診療の対象となる患者さんにとっては、受診方法が選択できるようになり利便性が向上します。
曜日や時刻を区切って予約を受け付けられます(医療機関画面イメージ)
発熱外来をオンライン化しPCR検査のトリアージに
オンライン発熱外来を開設することにより、オンライン診療でその患者さんがPCR検査を受ける必要があるか否かを判断することが可能です。症状を確認した上で必要に応じて対面診療に移行できるのはもちろん、PCR検査が必要ない場合にはオンラインで薬を処方して完結できるなど、多くのメリットがあります。
実際にクリニックの発熱外来でYaDocをご利用いただいた事例として、多摩ファミリークリニック院長の大橋先生のインタビューを掲載していますので、以下も合わせて是非ご覧ください。
新型コロナウイルスに限らず、インフルエンザの流行期など、発熱患者さんが多く来院される場面は今後も多く考えられるかと思います。院内で発熱患者さんが密になる状況を避けるための手段として、オンライン診療の活用をご検討ください。
患者さん側から見たオンライン診療の実施イメージ
※1 ) 4月10日事務連絡
新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000620865.pdf
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